映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
2007年制作アメリカ映画
ティムバートン監督
ジョアンナ役には当初アンハサウェイが予定されていたが監督の希望で無名女優を起用
製作費5000万ドル
1800年前後のロンドンが舞台
妻を奪われ無実の罪で収監されていた理髪師の釈放後の復讐劇
またみたくなる映画でした。
ティムバートンでは毎度ですが、世界観、一つ一つのシーンが美しくて、贅沢をしているような感覚に陥りました。ところどころミュージカル調にして、復讐劇という重さが緩和されていたのが効果的でした。主人公トッドの復讐は、理髪店にて散髪、髭剃り中に首を切り、協力者のパイ屋の女主人がその人肉パイで一儲けするというものでした。復讐の対象は妻を奪った判事だけだったのが、ロンドン中の人々へとかわり、くる客すべての首を切っていきます。それでいてむしろファンタジー風にみれたということがおもしろかったです。
ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナムカーターのコンビも魅力的でした。
ラストには一つ衝撃があったものの、物足りない感じがしました。その後残った人がどうなったのかというのが何かしらの形で知りたかったと思いました。
想像できる範囲ではありますが、この作品に関しては、映画内で語られないことに違和感があるように思いました。
ともあれ良作であることに間違いなく、ぜひまた見たい作品です。