映画「the planet of the apes ~猿の惑星~」

ティムバートン監督の2001年アメリカ映画

1968年の映画「猿の惑星」から、猿の支配する世界という設定だけを残して制作され、シリーズとのつながりはない

リメイク作品といわれることもあるがそれは誤りで、正しくはリイマジネーション作品である

第22回ゴールデンラズベリー賞受賞

 

猿の惑星は第五作までみました。まったく別の作品ですが比べてみると、映像が群を抜いてきれいです。クオリティーも高く、幻想的、神秘的な猿の世界に魅せられました。製作費も初代とはケタが二つ違いました。徹底した映像美はティムバートンならではのクオリティーだと思います。

ストーリーに関しては淡々と進んでいくのですがもう少し細かい描写があってもいいのではないかと思いました。反乱側の猿の動機や猿世界の人間の動向など、展開が急すぎるように感じました。ファンタジーとしてみればそれが長所ともいえるのかもしれませんが。

ラストはあえて全てを語らない終わり方でしたが、すっきりしないというよりは考えさせられる終わり方で、とてもよかったです。他のレビューで、ラストが安易という意見がちらほらありましたが僕には衝撃的でした。

 

ラストに関しての考察について、意見は大きく分けて二つだそうです。

一つは探査でおりた惑星は地球で、ラストの惑星もまた地球だという意見。

もう一つは探査でおりた惑星はもともと無人の惑星で、ラストの惑星は地球だという意見。

 

僕は後者の意見です。将軍はあのあと過去の地球へ飛んだのだと思います。将軍がポットを見つける描写もあったので。

ぜひ議論を交わしたいです。