映画「Paper Moon」
ピーター・ボグダノヴィッチ監督、1973年制作のアメリカ映画
年間トップの興行収入
その年の第46回アカデミー賞にテータム・オニールが史上最年少で助演女優賞受賞
シンプルで普遍的な映画を意識して制作された
舞台は1935年、大恐慌期のアメリカ中西部
詐欺師の男と身寄りのない少女の旅物語
あえてモノクロで撮影し、ワンシーンワンカットが多くみられる
原作のタイトルは少女の名前から「アディ・プレイ」だったが
1935年当時の流行歌「ペーパー・ムーン」からとり、後に原作名も統一された
というのがあとから得た情報です。
前情報は松本人志が推しているというとだけでした。
映像がモノクロだったのでオールドムービーだと思って鑑賞していましたが、手法であったと知り悔しかったです。見抜けなくて。しかしモノクロのレトロな空気感が作品にピッタリだったと思います。
テンポもよくて無駄な登場人物もなく個々のキャラがたっていて見ていてあきなかったです。起承転結がしっかりしていて流れがわかりやすかったのもよかったと思います。
しかし時代背景がわからず当時の12ドルがいくらで、どれほどの価値があるかがわからず結局最後まで金銭的な一喜一憂についていけなかった。当時は1ドル3円ほどだそうです。
恐慌期にその日その日を生きていく中で必要なものは金だけじゃないというメッセージを感じとりました。また見たい作品です。
fukuchin